食事とpH、虫歯の関係

「砂糖を摂り過ぎるとむし歯になる」というのは、誰もが一度は聞いたことのあるフレーズではないでしょうか?
実際、CAMBRAによるむし歯リスク判定の重要なファクターの一つとして「食事」があります。

私たちが日々飲食をする度に、お口の中の環境は中性から酸性状態へと変化し、歯のミネラルが唾液中に溶け出したり、むし歯の原因菌が増殖するきっかけとなったりしています。
中でも砂糖や酸を含む食べ物(お酢やレモン、炭酸など)は、お口の中のpHを急激に低下させ、瞬間的に酸性状態を作り出す代表的な食品です。
このことから、患者の「習慣的な食事摂取状況」を聞き取ること(何を、何回、どのくらいの時間をかけて食べているのか)は、むし歯のリスクを判定する上で非常に重要な問診事項となります。

私たちは「食べてはいけない」と注意するのではなく、正しい知識を与えつつ、生活の中で実践しやすいようアドバイスをしたり、適切な製品を使ってカバー出来るように予防計画書を作成して指導を行っています。
また、当院では健康食品の一つとして医療機関専用サプリメントの購入も出来るようになりました。

CABMRAのむし歯リスク判定を通じて、望ましい食習慣と健康的な身体つくりのサポートが出来るよう、今後も推進していきたいと思います。

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