第4回小児歯科クオリティアップ勉強会 

1月19日 赤坂の博報堂ラーニングスタジオにて、鶴見大学の小児歯科学講座教授である朝田先生による「第4回 小児歯科クオリティアップ勉強会 ベーシックコース」に参加してきました。

 

今回のテーマは2つ

障害を有する小児への対応法(知的障害、自閉スペクトラム症、ADHDなど)

精神機能障害児の治療時における問題点

 

障害を有する子どもの分類は主に8つあり、その中に様々な疾患や障害が含まれます。小児歯科の臨床において、何かしらの障害を有する子どもの場合、円滑に診療を行うことは難しいのが現状です。

医療従事者として重要なのは、各々の障害に対する言葉の意味合いを正しく理解すること。また、患者の口腔内だけに視点を置くのではなく、全身に注意を向けながら患者を診ることだと学びました。顔貌の特徴や会話の仕方、場合によっては、SpO2の数値測定や呼吸の有無などの確認は非常に重要なことです。今後の臨床でも、患者の情報を共有し、チームで連携して診療に臨みたいと思います。

 

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KDPクオリティアップ勉強会ベーシックコース第3回

朝田芳信教授を講師に招き行ったKDPクオリティアップ勉強会 ベーシックコースも3回目になりました。

今回はう蝕予防の基礎に関する講義が行われました。
乳幼児のう蝕のは年齢によって発生しやすい部位が異なります。
それは歯の萌出時期と食習慣が関わってくるからです。
特に乳幼児では口腔機能の発達によって食事の摂り方や間食内容が変わってくるので、患者にう蝕が見つかった場合、何歳頃に何が原因で発生したものなのかが判断しやすいとのことでした。

う蝕の予防策としてブラッシングや間食の摂り方、フッ化物やシーラントといったものがありますが、患者のリスクに応じたものを選択する必要があります。
そのためにも普段の生活状況の把握は重要となってきます。

第一・第二大臼歯を守ることが高齢者になった時の残存歯数に大きく関わってくるそうです。
患者一人ひとりの口腔内と生活状況をきちんと確認して予防策を立てていく必要があると再確認できる、とても有意義な講義でした。

院内装飾の重要性 

サービスを提供する施設が評価をされるポイントは主に3つあります。

・内容と質

・誠実かつ温かい対応

・施設内の雰囲気

また来たいと思ってもらうためにはこの3つを揃えることが重要です。

麻生キッズデンタルパークでは、楽しく毎回違った雰囲気を感じてもらうために、シーズンにあった装飾をするように心がけています。

10月はハロウィンの装飾と紅葉で秋を感じていただけるようにしています。

次はどうなっているのだろう?また来たい!という気持ちになってもらえるよう対応する態度だけでなく、院内のデコレーションにも気を遣っています。

 

顎顔面矯正治療スタッフセミナ−2019

顎顔面矯正治療スタッフセミナーに歯科医師佐藤・松葉、歯科技工士佐川、アシスタント徳田の4名参加してきました。

顎顔面矯正とは顎骨と顔面の発育の遅れ(発育不全)を取り戻し、結果として歯並びが良くなる治療です。(スタッフセミナーシラバスより抜粋)

現在麻生キッズデンタルパークでは400名以上の子どもたちが顎顔面矯正を行なっております。

日々の診療の中で「トレーニングを頑張ったよ!」と報告のしてくれる矯正中の子ども達のモチベーションアップや、1歳になる前から虫歯のない健康なお口にしたいと継続管理を続けている保護者の方により正しく新しい内容の説明を行うために知識をブラッシュアップするために数年前から参加させていただいております。

講義内容は病因論から始まり、カウンセリングの方法、資料の採得の仕方、装着後のアフターケアと内容は盛りだくさんでした。

中でも新しいトピックスとしてことばの練習と食生活指導についてがあり、特に食生活指導では今までは客観的に患者さんにお伝えしていたことも数値として表すことができる様になり目でみて理解のしやすい指導ができる様になるのではと思います。

まだ、矯正というとネガティブに考える方も多い日本人ですが、正しい発育について的確に患者さんに伝えたくさんの子ども達を健康にし、結果としてキレイな歯列に導いていける様日々精進を重ねていきたいと思います。

 

ASO KIDS 早期発育矯正 ④

ASO KIDS矯正チーム佐川です。

上の装置、下の装置をセットした後は、矯正のトレーニングに入ります。

なぜ、これが必要なのか?どのようにやるのか?を確認しながら。

それから、自分の言葉でファイルの用紙に頑張る要点をまとめてもらいます。

自分で書いた力は凄い。

がんばり表に、

①今日の気分。

②フェイシャルマスクを使ったか。

③ガムトレーニングをやったか。

を自分で毎日チェックしてもらいます。

カレンダー様式にしたら頑張り回数伸びました。

自宅で行うトレーニングは真面目に頑張るキッズっ子と、サボってしまうキッズっ子たちと術後の矯正の治療期間におおきく差がでてしまいます。

いかに持続できるかが正念場。

親子や兄弟巻き込んで、みんなで楽しくできるといいですね。(^_^)

ガム噛みというトレーニングでも約束ごとを3つだけ、守ることによって、左右のバランス、舌癖の除去、嚥下(飲み込み)の再確認など、人間寝たきりにならない、機能的な改善が見込まれます。

ASO KIDS 早期発育矯正 ③

ASO KIDS矯正チーム佐川です。

今回はハイラックスHY(急速拡大装置)についてです。

毎日、スクリューを一回ずつ拡大して、0.2ミリずつ側方に拡大する装置です。

側方拡大前⬇︎

側方拡大12.0ミリ拡大後⬇︎

 

 

 

 

 

 

ASOスカル君的には

 

 

 

顎骨の拡大の成長をイメージ出来たでしょうか?

上の二枚の歯牙模型の写真は上顎が左右対象にあり、正中口蓋縫合まではイメージできませんね。

0歳か幼児までは大泉門や小泉門がある関係で前頭骨が左右に分かれています。

ASO KIDS 早期発育矯正 ②

ASO KIDS矯正チーム技工士の佐川です。

矯正の経過観察にはセファロ側方と言うレントゲンが必要です。

耳の穴に器具を固定しての撮影なので、

「痛くて動けなくて、なんでコレするの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     そこで、ASO KIDSスカル君の登場です。

東急ハンズで購入した3Dパズルのスカル君にはスカル君サイズのハイラックス(急速拡大装置)リンガルアーチ(固定装置)がセットしてあります。

3ヶ月前、6ヶ月前、初心時のセファロのレントゲンをパソコンにだし、スカル君のどこが変化したかをじっくり観察して答えを見つけてもらうと言うミッション。

スカル君用のフェイシャルマスクも必要との事。結局手作りで作る羽目に。笑

 

 「あっそうね。装置は上の二つの骨をひろげるためで、鼻の下の骨を前に出すためにマスクが必要だったんだ。」

「明日からまじめにマスク頑張るよ。レントゲンを撮る意味もわかったよ。」

と一件落着。

キッズっ子は納得したら行動は素直。なぜこれが必要なのかを根気よく伝えていきます!!

ASO KIDS 早期発育矯正①

ASO KIDS矯正チーム歯科技工士佐川です。

小児の歯列を10年間毎日見てきた佐藤絢先生の教えを受けて、顎顔面矯正の技工に携わりほぼ3年になりました。

印象したトレーをうけ、石膏をつぎ、模型にし、装置を作り納品だけではありません。

キッズっ子の口腔内の観察、口唇の突っ張り、脱離しそうな乳歯の確認、萌出しそうな粘膜の膨らみ、飲み込みグセ。呼吸の仕方など、チェアサイドにいる技工士だからこそ、生身のkidsっ子を良く観察し癖を把握する。

その上で、歯科医師と話し合いながら装置を製作するという、キッズっ子に寄り添った矯正装置の技工製作に携っています。

装置をセットした後の経過観察時も、どうだった?とあくまでも主役のキッズっ子から生の声を聴く。

「きぐの裏に、食べカスがはさまって気持ちわるいの。」

そこから創意工夫して修理、改善案を提供します。

ストローの形を変えて、食残渣をかき出しているいるところ。結果歯間ブラシより痛くなくなったとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

「ママ、パパ代わりにに言って」と言うキッズっ子はいません。

自分自身の健康のために、自分が頑張る顎顔面矯正。

予防で受身的だったキッズっ子も、たくましく主体的にに心も身体も成長していくのを目の当たりにし、日常が非常に楽しみでなりません。(^^)/

チェアサイドだからこそできる歯科技工士の仕事、模型相手ではなく、良きにしろ悪いにしろ反応が直接、返ってくると言う真剣な職場です。(^_^)v

四月から歯科技工士になる求職を考えている歯科技工士さんへ。

模型相手の技工所に勤務する前に一度見学に来られたらいかがですか?きっと目新しい世界が体験できると思います!!

ストーリーテリングの活用

ストーリーテリングという手法をご存知ですか。

 

ストーリーテリングとは、伝えたい思いやコンセプトを想起させる、印象的な体験談やエピソードなどの物語を引用することによって、聞き手に強く印象づける手法のことです。

麻生キッズデンタルパークには、むし歯の細菌群から街(お口)を守る物語があります。

物語になっていることで、むし歯をつくらない良い口腔内の環境にするにはどうしたらいいのか、歯の健康を守るためにはなにが大切かをよりイメージしやすく、記憶にも残りやすくなります。

その結果モチベーションを上げ、行動変容に繋がっていきます。

こうした効果のことも考え、1人でも多くの方の目に触れるようにモニターやパネルを使い物語を紹介しています。

最終的にはむし歯予防の動機付けをうながすことで、1人でも多くの子供たちの口腔の健康を守れる場所にしたいと思っています。

小児歯科診療クオリティアップ勉強会

8月18日10時より赤坂の博報堂セミナー室にて鶴見大学の小児歯科学講座教授である朝田先生による小児歯科学のアドバンスコースに参加してきました。

今回のテーマは”SOAP カルテ記載の重要性

カルテにSOAPを記載することにより問題点を客観的に把握する事ができ、それらに対する診療計画を企て患者さんに提示します。

SOAPの目的は、ただカルテに情報を記載する事が目的なわけではなく、主観的、客観的に患者情報を収集し、順を追って整理して記載する事で患者の情報を院内スタッフ全員で把握し合う事が出来る点に改めてSOAPの重要性を感じる事が出来ました。

小児歯科診療はEBMに基づく医療の考え方だけではなく、NBM(Narrative Based Medicine)物語りと対話に基づく医療の考え方が重要で、診療の計画を立てるには病気だけではなく、患者個人の背景や人間関係を理解し、患者の抱える問題を全人的にアプローチしていこうとする考え方が重要です。

スタッフ皆が患者の情報をSOAPを通して把握しあえる環境を院内に根付かせ、小児の行動予測やリスクの回避を心掛けた医療を提供し続けていこうと思います。