麻生歯科クリニックとASOKidsDENTALPARKの歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士合同でEBM勉強会を行いました
当院では臨床で疑問に感じた内容について文献を調べることで科学的根拠に基づき解決するようにしています。
経験に基づき先輩やセミナー講師などの専門家の方々の意見も大事ですが、やはり自身で疑問の解決に導き、答えを知っていくことが、臨床力を高められ自信を持って患者さんに対応することできると考えています。
本日のテーマは“様々な歯冠形態における歯肉炎症との関係性について”です。臨床の中で歯冠長の違いによって歯肉炎が治癒しにくいバイオタイプがあるのではないか?との疑問をもち、今回の文献を検索しました。
発表では、なぜその疑問に至ったのか? PICOを活用し疑問の形式化を行い、論文の検索方法と論文の選定に至った理由を話します。その上で研究方法と妥当性を検証し、できるだけ批判的な吟味を行うようにして行きます。そしてスタッフに理解していただけるようにプレゼン資料を作ります。EBMチームは3人体制で構成されています。
まだまだEbmerには程遠く準備に3週間程度かかります。
文献の題名は
ation of Clinical Expression of Plaque-induced Gingivitis:Effect of Incisor Crown Form
(プラーク誘発性歯肉炎の臨床的発生の調節:切歯冠形態の効果)です。
結論は、歯冠形態と解剖学的バイオタイプの関連性はあるものの、歯肉炎症症状への影響はないというものでした。文献で得た知識を周りのスタッフとシェアし、診療を質をレベルアップできるよう継続して勉強して行きたいとおもいます 。