2019年7月から参加してきた、糖尿病療養指導士講習会も終盤となりました。
今回はケーススタディということで、まず、講師の方から一症例が提示されました。
講習会参加者は4~5名のグループとなり、そのケースに関してどのように療養指導を行ったら良いかを話し合い、発表しました。
私のグループは、薬剤師、管理栄養士、准看護師、臨床検査技師、そして私歯科衛生士というメンバーでディスカッションを行いました。
ケースの概要は以下のようなものでした。
・30代男性
・健康観が低い
・家族に2型糖尿病の者あり
・単身赴任で食生活が不規則
・通勤は車、仕事はデスクワークで運動習慣もない
歯周病と同じく様々な要素から糖尿病という疾患が生まれます。
それぞれの職種ごとに着目するところや持っている知識が異なるなか、様々な意見が出ました。
この患者さんが健康のために起こすべき行動は山積しています。
まずはひとつずつ、スモールステップを患者さんとともに決め、今後の療養行動を患者自身が考えていく手助けをするのが医療者側の役割であるという結論が出ました。
このスモールステップを考える際には、歯科の知識だけでは全く足りません。
今、またこれから私の前に現れる糖尿病患者さんのために、勉強をしていきます。