麻生歯科クリニックとASOKidsDENTALPARK合同で
EBM勉強会を行いました
文献の題名は
Enamel roughness and incidence of caries after interproximal enamel reduction:
a systematic review
(エナメル質の粗さと隣接歯間エナメル質切削後のう蝕の発生率:システマティックレビュー)です。
当院では昨年からinvisalignシステムの導入し、患者さんへ提供しています。患者満足も高くとても良い治療方法だと考えますが、一方でエナメル質を一部リスキングすることによるう蝕の増加や進行について懸念されます。そこで今回のEBMはIPR後のう蝕の増加率を研究したシステマティックレビューを選択し検討しました。
文献の結果としては、“IPRで処理した歯の表面と対照歯の表面との間でう蝕の発生に統計的な違いは示されなかった”です。しかし、IPR後の“エナメル質の荒さ”に関してまだエビデンスに基づく結論を引き出すことは困難であり、当院での課題も見えました.