麻生キッズデンタルパークは開業10年を迎えました。
今までの10年の間でも、子どもたちの健康を守る口腔育成の方法は進化を続けています。
その一つに、仕上げ磨きや本人磨きに対するブラッシング指導法があります。現在わたしたちは、9分割法というブラッシング方法を推奨し患者さんに提案しています。
この方法は、子ども自身の歯磨きスキルを身につける上で有効であると学び、当院も実践するようになりました。以前は、衛生士により多少の違いが生じ、子どもたちの歯磨きスキルの均一化をはかることが難しかったように感じます。全衛生士が同じ手法で、統一した指導を行うことにより、誰もが同じ説明ができ、患者さんのスキルチェックも容易に行うことが可能になりました。
さらに、患者さんにもっとも近い存在である衛生士はもちろんのこと、ブラッシング教室の一翼を担う保育士さんにも子どもたちの9分割法による歯磨き習慣の定着化を確認してもらうなど、患者さんのサポートを医療チームで取り組めるようになりました。今後も、子どもたちの継続的な通院につながるための新たな知見をみつけられるよう、知識の習得に努めていきたいと思います。