一般社団法人ジャパンオーラルヘルス学会第1回学術講演会に参加

 

  一般社団法人ジャパンオーラルヘルス学会第1回学術講演会が2020年9月13日に開催され、参加させていただきました。

 

講演内容

講演1:定期管理型予防歯科を実践するために-リスク評価にもとづくう蝕管理- 麻生幸男先生(医療法人社団ワンアンドオンリー麻生歯科クリニック;院長)

講演2:術者磨きのススメ―プロの眼と手で行う術者磨き- 遊佐典子さん(フリーランス歯科衛生士)

 

  まずは当院長の講演でしたが、管理型の予防歯科を考えるにあたって必要なリスク評価の概念、当院において歯科医や歯科衛生士がどのような診療体系で予防を実践しているかについての内容でした。実際に当院で行っているリスク評価方法をもとに、う蝕の成り立ちから予防方法まで様々なエビデンスに基づく知識を再度学ぶ機会となり、日々の臨床を振り返る良いきっかけとなったように感じています。

 

  遊佐先生は術者磨きの効率的手法として、エッセンシャルクリーニング法(EC法)と呼ばれるブラッシング方法とその臨床への応用例を紹介していただきました。EC法による術者磨きに満足された患者さんに、セルフケアへの意欲を出させるという利点も持っているということを学ばせていただきました。日々様々な患者さんを対応するなかで、口腔の健康を維持するために定期来院とともにセルフケアの習慣化の重要性を常に実感しています。そのなかで患者さんの口腔の健康に対する意識を常に保ち、セルフケアのモチベーションを維持するために術者磨きは非常に良い手法ではないかと感じ、日々の診療のなかでも一つの方法として取り入れる必要性を感じました。

 

  今回オンラインという環境で学ばせていただきましたが、日々の臨床で役立てるように復習し、明日からの診療に活かせていけたらと思います。

 

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