個々にプログラム化された衛生士教育育成システムについて

 当院では、予防 メインテナンス診療の専任衛生士として活躍できるように、先輩衛生士、歯科医師、スタッフが連携して歯科衛生士教育を行っています。

新卒、既卒、育児が落ち着き社会復帰される方など臨床経験は様々ですが、
歯科衛生士として患者を担当できるまでプログラム化された教育システムがあり計画的にスキルアップしていくことができます。1ヵ月後、3ヵ月後、半年後と教育の目標を決め、評価をしながら知識の習得、技術の向上を図っていきます。


教育を進める際は、各項目で細かく評価到達基準があり、どの程度疾患の理解できているのか?主要な疾患の病態把握のための科学的診査、臨床診査が行えるか?歯科医師と一緒に診断や、予後の判断ができるか?規格で口腔内規格写真やレントゲンが撮影できるのか?など自己評価し足りない部分は知識の補填や練習など行います。このような衛生士を目指すには、まず自分がなりたい衛生士像をイメージしておくことが大事です。


また、教育後には教育担当者(チューター)が客観的に評価し改善点を抽出し、再教育が必要な場合は補講を行い、練習を積み上げていきます。概ね2年は基礎的な教育訓練が必要になります。
これらの教育ステップを踏み
継続して改善を図っていくことで歯科衛生士のレベルの標準化を目指しています。
歯科衛生士の臨床能力を高いレベルで標準化することができれば、誰がどの患者さんを担当しても同じクオリティで診療することができ、患者さんの満足度にも繋がると考えています。

このことは医院運営上にもメリットがあります。産休、育休で現場を一時的に離れても、患者さんを分散でき、また復帰に合わせて患者さんも担当衛生士に帰結することができます。
麻生歯科では、現在育休取得中の衛生士が4名おりますが、かような標準化により衛生士層が厚いので月間定期管理患者数や医業収入も下がることなく運営できています。

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