iTOP(アイトップ)セミナー開催・東京  

 

State of the art oral self care 


最新のブラッシングconcept(理論)とそのstrategies(手法)を学ぶ
iTOP(アイトップ)」のセミナーを続けて、3年目。

午前中は他クリニックの先生が講義をされ、午後からの実習を担当して日本全国300人くらいの方と出会いました。サポートしてくださる方々、講義を担当する先生、セミナーに参加してくださる皆さんに、いつも元気をもらいます。

今回は東京・上野が会場。
梅雨空のなか23名が参加してくださいました。

「スタッフ全員に伝えたい!」と何回かにわたりスタッフの方や、もちろん院長先生も参加してくださる歯科医院も珍しくありません。
歯科医師の方が参加してくださる医院は、予防歯科に取り組まれているところが多く見受けられます。

それ以外にも、自らの意思で意欲的に受講している歯科衛生士の先生方、熱心にメモを取りキラキラした目で実習に取り組まれている姿を見ると、こちらも初心にかえります。

このセミナーのキーワードは、歯間ブラシです。

ある調査では、歯間清掃は50歳代までは30%くらいの人しか使っていないと言われています。
歯周病の炎症は歯間部から始まります。
歯周病の臨床症状のひとつとして、歯周ポケット4ミリ以上の存在があります。
データによると、4ミリ以上の歯周ポケットは年齢を重ねるごとに増加し、50歳代で50%を超えてきます。
ここからは私見ですが、その頃になると出血や腫れっぽさなどの自覚症状も出てくるのではないでしょうか。自覚症状が出た50歳代を経て、ようやく60歳代で歯間清掃を始める人が半分以上となります。

もし歯科医院での健康啓発により歯間ブラシの使用が定着したら、大きな医療効果を発揮することでしょう。

歯間ブラシは歯周病患者さんのものだけではありません。
患者さん個々の歯間に合った正しいサイズ選択をしたうえで、お子さんから使っていく必要がある“予防のツール”ということが受講者の心に残っていたら大変嬉しく思います。

 

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