第4回 糖尿病療養指導士講習会に参加してきました 

糖尿病療養指導士講習会に参加してきました。

講義内容は
① ライフステージ別の療養指導
② 合併症・併存疾患の治療・療養指導
でした。

ライフステージは、
・乳幼児期
・学童期(小学生)
・思春期
・妊娠、出産
・就労期
・高齢期
に大別されます。

それぞれのステージにおいて、様々な心理的特徴や療養指導時に注意することを講義していただく中で、私が気になったステージは学童期から思春期にかけておこる小児科から内科への管理移行についてです。
明確な移行時期の決まりごとはないということでしたが、幼児期から糖尿病を抱えている患者さんは小児科にかかっています。成長に伴い一般的に、高校生くらいから内科に管理が移行します。

担当医が変わることは当然ではあるのですが、患者さんが戸惑うことは幼児期からの1型糖尿病と内科受診の多くを占める2型糖尿病との診療の違いです。
1型と2型は成因・治療方法・患者層が異なります。
そんななか患者さんはスタッフの対応や管理体制、科の雰囲気の違いに戸惑いや違和感を覚えることもあるということでした。

麻生歯科クリニックではASO KIDS DENTAL PARKで0歳からの歯科受診に取り組んでいます。
ASO KIDS DENTAL PARKも開業し10年を迎えるなか、麻生歯科クリニック(成人部門)に転院してくる患者さんが増えてきています。

私たちが心がけていることは、

通院履歴はもちろんどのような経過をたどっているか、経過観察している項目はないか、転院に際し不安に感じていることはないかを事前に申し送りを受け、きちんと準備しておくことです。

乳歯列期と永久歯列期、また年齢によってう蝕が発症しやすい部位や予防アプローチは異なります。
そのことをきちんと理解して戸惑いや不安のない転院をしていただき、生涯にわたり健康なお口をまもるサポートをしていきたいです!

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