先週日曜日にクロスフィールド主催の「2019年これからの予防歯科を考える シンプルで効果的 カリオロジーのトレンドを学ぶセミナー」に参加してきました。
講義内容:西真紀子先生 「次世代のためのカリオロジー2.0」
西野瑞穂先生 「今なぜフッ化ジアンミン銀?」
西先生からは「最先端のむし歯・歯周病予防を要求する会(PSAP)」の概要やカリオロジーの発展、スウェーデンの最新情報をお聞きすることができました。今注目されている「mHealth(モバイル・ウェアラブル端末を活用する医療サービス)」を活用した患者の行動変容についてのお話もあり、今の時代に合わせた個別化の口腔衛生指導を学ぶことができました。個別化の口腔衛生指導は長期的な行動変容の難しさから効果的ではないという結論が論文で示されているとのことでしたが、mHealthなど様々なツールを活用し、一人一人に合わせた口腔衛生指導を行い、多方々の口腔を健康に導いていけたらと考えます。
西野先生からはフッ化ジアンミン銀の開発・商品化に至るまでの背景や研究内容、フッ化ジアンミン銀の作用機序、使用方法について学ぶことができました。私たち歯科医院でも根面齲蝕の進行抑制等で使用させていただいていますので、作用機序や使用方法を復習し、より効果的に臨床応用していけたらと思います。
様々な知識や技術を習得しながら診療を行う中で、基礎的な知識とともに最新情報も取り入れてく重要性を改めて再認識しました。
お二人の先生方はとても著名な先生にも関わらず、とても丁寧に対応してくださり、そのお人柄にも感銘を受けました。今回学んだことを整理し、日々の臨床に活かしていきたいと思います。