今回のテーマは「口腔機能不全症を伴う症例」について
<1症例目> 2歳9ヶ月の女児
上前歯隣接面カリエス発症の口腔における過蓋咬合の患者
<2症例目> 5歳の男児
口呼吸からのカリエスリスクのある患者
2症例からの考察
口腔の機能改善を行うにあたり、カリエスリスクのコントロールが必要な2症例だった。
カリエスからの発症によって機能が低下したか、機能の低下によりカリエスリスクが上がったのか難しいところだった。
どのように予防計画を立案し、患者さんに分かりやすく伝えて行動変容に繋げて行くことが出来るか。患者さんに自分事化してもらうように共にゴール設定し、メンテナンス時に再評価していく。目標が達成できたならば、次の目標・ゴールを設定しレベルアップするために患者さんの先頭にたち引っ張って支えていく。これが、理想なところですが、まだ自分達は予防計画の立案が甘くそこが論点だった。
患者さんの健康発育に携わる衛生士にとって予防計画立案の難しさ、目標・ゴール設定の大切さを今回も痛感した。