糖尿病療養指導士講習会に出席してきました。
今回の講師は内科医の方、薬剤師の方、理学療法士の方で、
講義内容は薬物療法と運動療法でした。
糖尿病は古来より人間を悩ませる病気だったということや、
1921年にインスリンが発見されるまでは絶食療法が行われることがあったり、衰弱していくのに手の施しようがなくただ見守ることしかできなかったりした時代があったことを知りました。
現代では糖尿病の基本治療と療養指導として、
薬物療法・運動療法・食事療法という3つの柱が掲げられています。
私たちも患者さんから受け取るお薬手帳からどんな服薬があるのか、かかりつけ医や薬局など、口腔以外の部分にも関わることがあります。
薬剤に関しては知識が少なく、今回の講習会で初めて知ることも多くありました。
経口血糖降下剤には、
・インスリン抵抗性改善系
・インスリン分泌促進系
・糖吸収、排泄調整系
があり、それぞれの薬剤の作用機序と起こりうるリスクに関してきちんと理解しておく必要があると感じました。
運動療法はその人に合わせた目標やプラン立案など、歯科における療養指導と共通する部分がありました。
高齢糖尿病患者さんも増えていると聞きます。
知識を多く持ち、口腔だけではなく患者さん“その人”をサポートできる歯科衛生士を目指します。