プラセンタセミナー(ベーシック編)

6月6日(木)に東京で開催されたセミナーに参加してきました。

10名ほどと小規模のセミナーでしたが勉強になることがありましたので皆さんも参考にしてみてください。

そもそも『プラセンタ』を服用する目的は様々ですが特に健康、美容の目的で使用される場合が多く見られます。

この『プラセンタ』特徴として体の中に入るとホルモンバランスの異常をコントロールして整える作用があります。

そのため不定愁訴といわれる

・わけもなくイライラする

・頭が重い

・疲れやすい

・だるいのに眠れない

・足がむくむ

など

の症状緩和には効果を発揮します。

そのため『プラセンタ』は性別や年齢に関係なく全身の治療、予防、美容などの目的で使えるバランスのよい栄養成分として注目されています。

そして、この『プラセンタ』と一緒に使っていただきたいのが『ビタミンC』です!

『ビタミンC』は性質上、体外に排出されやすい成分ですがプラセンタと一緒に使用すると『プラセンタ』が『ビタミンC』を体内に留めて、

緩やかに血中内で成分が作用するため抗酸化協奏が持続します。

気になる方は是非『プラセンタ』と『ビタミンC』を使ってみてくださいね。

*注意事項

 『プラセンタ』は使用できない方もいますので一度かかりつけ医(特に内科・婦人科)にご相談してから購入してみてください。

サイネージ

当院では3月に3階の待合室にテレビモニターを設置しました。

診療方針や担当医・スタッフ紹介を始めとし、専門治療(根管治療・CEREC・美容歯科)、院内・院外勉強会の風景等をご紹介させていただいています

安心して任せていただけるよう、当院をより身近に感じて通院していただきたいと考えています。

随時、新しいコンテンツを追加し新鮮な情報を提供していきますので、待合室での待ち時間を有効にご活用ください。

プライベートな診療空間 (個室診療) 

患者さんにご質問です。

歯科で診療をされるときに、「他の患者さんの声や診療の音などがどうしても気になってしまう」ご経験はございませんか?

「歯科医院に通いたくない」「怖い」などマイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃいますよね。

当院はカウンセリングルーム、診療室を個室にすることで落ち着いて診療、相談できる

プライベート空間での環境を提供しております。

また、治療診療フロアーと予防診療フロアーを階ごと分けております。
患者さんからは、「治療、予防と気持ちを切替えて通える」メンテナンスで通っている場合は、「歯科医院なのに怖くない」などのお声をいただいています。

 
初めて当院を受診される方については、歯科衛生士が口腔内の環境チェックをさせていただきます。

各歯科衛生士のお部屋で患者さんに個別でじっくりと検査をいたします。経験豊富な歯科衛生士が一人ひとりのリスクに合わせた予防プランを立てさせていただきます。

歯科衛生士は担当制で予防診療を行い、患者さんの専任衛生士となります。

各歯科衛生士は個性あふれるお部屋の演出をしておりますので、
様々なお部屋の雰囲気をお楽しみいただけます。
 
また、治療、予防の診療室にはマイクロスコープを標準的に設置しております。

歯科医師、歯科衛生士が精度の高い診療を行うスペースとして個室は当院の絶対条件であります。

各フロアーのプライベート空間で、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、親切で丁寧な治療やアドバイスを行っていきたいと考えております。

 

 

 

CAMBRAを用いたリスク評価

当院では、【CAMBRA】という評価制度を用いてのカリエスリスクを分類し、1人ひとりに合った予防プランを提案しています。

リスクを分類する資料としてCRAフォーム~Caries Risk Assessment Form ~をしようしています。

このフォームでは疾患指標、リスク因子、防御因子の3つの観点から情報収集を行って、リスクを分類していきます。

情報収集を行う際には、患者さんと十分なコミュニケーションを行い、生活背景や患者さんの性格を理解することで患者さんによりそった予防計画を立案します。

 

小児からの早期う蝕予防

厚生労働省が実施する「21世紀出世維持縦断調査」では過去1年間のむし歯治療を受けた割合を2歳半(6.9%)、3歳半、4歳半、5歳半(36.2%)で調査した結果が出ています。う歯は2歳半の6.9%から、5歳半の36.2%に大幅に上昇しています。より低年齢からの予防が重要です。

当院ではキャンブラ(う蝕予防の管理方法)を使用し患者さんの口腔管理を行っています。プロトコル化されているので患者さんにも術者の私たちにも解りやすいく指導しやすいです。そして当院ではすべて永久歯列になったとき「歯列も綺麗でう蝕ゼロ」を目標にしています。

未就学児の場合、小児を取り巻く生活環境がう蝕に大きく関わることがEBM勉強会で確認できました。6歳未満の小児は保護者の傘下にあるため保護者の健康管理に関する知識によりう蝕罹患率に関わります。保護者の方からお子さんまでご家族みんなで健康な口腔内を維持して頂くためのお手伝いができたらと思っています。

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食事アンケート~患者さんの食生活を知るために~

当院で行っているむし歯リスク判定『CAMBRA』では、食事も判定項目に含まれます。

それでは、患者さんの普段の食生活を知るにはどうしているのかというと、『食事アンケート』という物に協力してもらっています。

朝起きてから寝るまでの間、何時に何をどのくらいの時間で食べたのかを記入してもらいます。
これを基にむし歯ができやすい食生活をしていないか、変えた方がいい部分はないかを管理栄養士の資格を持つスタッフの意見を聞いたりしながら、患者さんへお伝えしていきます。
また、小児では食事内容からきちんと顎を使って噛んでいるかなど、口腔内全体の機能発育についても考えます。
あまり噛まずに食べる子どもが増えている現代、歯並びにとって良い影響を与えてあげられるような食事の提案も大切です。

アンケートから現在だけでなく未来を見据えた予防を考えられるよう、日々心掛けています。

規格性の高い口腔内写真撮影は患者さんのために

当院では、規格性のある口腔内写真撮影をとても大事にしています。なぜならば、口腔内のリスク管理をしていく上で重要なツールの一つだと考えているからです。

CANBRA(リスク評価)の中で、目視可能なう窩、エナメル質の脱灰、歯面上のホワイトスポットを診る項目がありますが、これらの情報は、写真を通して説明することで多くの人にとって理解しやすいものだと思います現状把握以前との状態の変化を知る、またそこから患者自身の気づきとなり健康を維持していくためのレベルの高いセルフケアのための行動変容につながっていくものと考えます。わたし達としても、以前との変化の有無を継続して診ることが可能であり、患者側の成果を伝えやすくモチベーションコントロールがしやすくなります。口腔内写真の双方における役割は大きいのではないでしょうか。今後も患者さんのためなる写真を撮影していきたいと思います。

リスクを知るための細菌検査

むし歯は幾つかの原因が重なって起き、その中の一つとして細菌が挙げられます。
そのため、当院では初めて来院された患者さんに対して、口腔内のリスクを知る為の細菌検査を行っています。
未就学児では、むし歯の原因菌であるミュータンス菌
小学生以上では、細菌の活動性を数値化するカリスクリーンや唾液量、唾液緩衝能、ラクトバチラス菌、ミュータンス菌と年齢によって検査項目は異なります。
細菌検査は1度だけではなく、患者さんのリスクの変動を見る為に期間を定めて行っています。
それにより、患者さんの行動変容を目に見えたもので評価することができます。
検査は口腔内細菌が居るか居ないかではなく、存在する細菌をいかに抑制できるか、一人一人にあった予防策が提案できるようにするために実施しています。
その後、患者さんに寄り添った予防計画を担当歯科衛生士が歯科医師と相談し、説明します。
患者さんにより良い予防計画を提案できるように、詳しい家庭での状況を聞き取れるような問診の取り方、専門的な知識の向上を日々心がけていきたいと思います。

ロイテリお口のサプリメントと歯みがき 

2019年6月1日、
東京都千代田区にて、歯みがきの話をしてきました。
今回のセミナーは歯科医師や歯科衛生士が対象ではなく、一般の生活者向けのものでした。

OHAYOバイオテクノロジーズさんの“ロイテリお口のサプリメント”を定期購入されている方を対象としたセミナーで、麻生歯科クリニックでも取り入れている“クラプロックス”という歯ブラシをすでにお使いいただいている方が多くいらっしゃいました。
ロイテリお口のサプリメントは、1日1粒なめることでお口のバクテリアセラピー(菌活)ができる乳酸菌サプリメントです。
口は体の入り口であり、消化器官にもつながっています。
ロイテリ菌という乳酸菌は、ヒト由来で天然の抗菌成分ロイテリンを出して悪玉菌を抑制します。
歯科に関する研究では、歯周病菌やむし歯菌を抑制する報告もあります。
また、昨今歯科界細菌のバランスを良好に保つ「マイクロビオーム」という考えが主流となりつつあります。
菌は悪玉菌・善玉菌・日和見菌(ひよりみきん)の3種類に分けられます。
善玉悪玉は名前の通りですが、日和見菌は八方美人でちょい悪菌です。
日和見菌は環境によって悪玉にも善玉にもなる可能性がある八方美人で、悪いものに影響されて悪玉となりえます。
善玉のロイテリ菌を継続摂取することで日和見菌が善玉に傾きやすいよう取り組むことが、バクテリアセラピー(菌活)ということになります。。
理想的な口の中の菌叢のバランスは、悪玉菌1に対して善玉菌10とされています。
私たち麻生歯科クリニックでは、この考えをもとに悪い歯周病菌が存在するかどうかや細菌の活動性を細菌検査でふるいわけ、患者さんごとにベストなセルフケアをお伝えしています。

参加された皆さんに歯ブラシの当て方をお伝えしながら、席を回っていったのですが、その時、とても感動しました。
今回集まられたのは口内フローラを整えるよう取り組まれている方々です。その方々のお口を拝見すると、皆さん歯がピカピカ!で歯ぐきが引きしまっていたのです。
また、定期的に歯科医院にメインテナンスでかかられている方に挙手をお願いしたところ、全体の半数以上という結果でさらに驚きました。
つまり、健康に対する意識が高いのです。

麻生歯科クリニックでメインテンスを受けられている患者さんも、よりよい健康を求めて来院されていることと思います。
最新の知識や技術を提供できるよう、今後も勉強していきたいと思います。

リスクに合わせたホームケアの処方

当院では「CAMBRA」というリスク評価のもとリスク別に推奨される患者さんごとの

ホームケアアイテムの処方を行っています。

まずは自分のリスク(疾患の危険度)がどういった状況にあるかを理解して頂き、改善する方法としてどのようなアイテムを使用するのが望ましいのか提案をしていきます。

また、患者さんの生活背景やパーソナリティを理解しておくことで患者さんにとって無理のない予防方法をおこなって頂けるようになっています。またライフスタイル、新しいホームケア習慣の定着により柔軟に対応も可能です。処方後は必ず健康管理の専門家である担当歯科衛生士が再評価を行い、アイテムの変更が必要なのか継続使用で大丈夫なのか経過を追って行くことも大切になります。患者さんごとの担当制のなっていて、ずっと同じ衛生士が患者さの口腔管理を行っていくことになっています。

アイテムの中には、より予防効果の高い海外製の商品を取り入れており、それもまた患者さんの選択のもと使用いただいています。良薬は苦し、という言葉もあるようにそれぞれのアイテムには使用上のメリット、デメリットもありますので、専門家のアドヴァイスを受け入れていただけると、より効果的にセルフケアでの口腔の健康管理が行えると思います。